自動車両重量測定システム開発事例
本プロジェクトでは、高速道路料金所における車両の通過検知および重量測定を行うWebシステムを開発しました。既存システムはデバイスのファームウェア更新に対応できず、さらに開発元企業の解散により保守が不可能な状態となっていました。

そのため、新しいデバイスに対応しつつ、より高度な機能を備えたシステムへの刷新が求められました。
本システムでは、磁気センサー、重量測定デバイス、OCRカメラの3種類のIoTデバイスからデータを取得し、車両情報をリアルタイムで統合・可視化します。
主な機能
- 磁気ループセンサーによる車両通過検知
- OCRカメラによるナンバープレート認識
- 車両重量測定(データロガー連携)
- 過積載車両の自動検知と警告表示
- 電光掲示板(E-board)へのリアルタイム表示
- バリア制御(過積載車両の通行制御)
- 通過履歴の検索・エクスポート
- データセンターとのデータ同期
技術的課題と解決策
1. 複数デバイスのリアルタイム同期(2秒以内処理)
車両通過は約5秒間隔で発生し、各デバイスからのデータ取得・統合・表示を2秒以内に完了する必要がありました。

👉 解決策:
マルチスレッド処理を採用し、以下の非同期処理を実装:
- OCRカメラ処理スレッド
- 重量データ取得スレッド
磁気センサーのトリガーをキーにユニークIDで処理を紐付け、並列処理により高速化を実現しました。
2. ドキュメントなしでの既存システム再構築
既存システムはソースコード・仕様書が一切なく、インストーラーのみ提供されました。
👉 解決策:
- デコンパイルツールを使用してロジックを解析
- OCRカメラの専門ベンダーと連携し、SDKベースで再実装
- ライセンスデバイス制御も含めて完全再構築
開発成果
- 開発期間:2.5ヶ月(予定通り)
- ベトナム北部高速道路(Phap Van–Cao Bo)3料金所に導入
- 高精度な車両検知と安定稼働を実現
- IoTデバイス統合に対する顧客の懸念を払拭
ビジネス効果(※追加しておくとCV上がる)
- 過積載車両の検知精度向上
- 手動監視の削減 → 業務効率化
- リアルタイム警告による安全性向上
- データ蓄積による交通分析の高度化

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